二月十八日  「終わらない歌について」

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「スティルライフ」のレコーディングを
新年、一月四日からスタートして全ての楽曲を録り終えた。

これからはデザインや、ミックス・マスタリング、レコードのカッティングなどいくつかの工程が待っている。
アルバムが出来ていくまでの道のりだ。
せっかくの日誌なので、その都度書いてみようと思っている。けれど、毎日の日誌は今日でひとまず終結としよう。

初めての日誌を書きながら、初めての長期自宅レコーディングに臨んでみたが、思いのほか楽しかった。
もちろん、うまくいかないことや、アクシデント、深い暗闇や痛みを伴う佳境もあった。
でも確かに、この日々のおかけで、入った時とは違うドアから出ることが出来たように思う。
支えてくれたスタッフや、常に感想をくれた近しい人に感謝したい。
そして、見てくれた方へ、ありがとう。

君の窓を開けて、新しい朝へ。
もうすぐ、春からの電話が鳴る。
僕の中での「スティルライフ」という歌は終わったけれど、メロディはまだ響き続けている。

 
suzuki takahisa