一月二十七日 「青い窓」

S__62218426.jpg


昨夜レコーディングを終えたあと、佳境に入り少し硬くなった視点を変えたくて映画を観た。人類が月に行くお話。
「ファースト・マン」という映画だ。
淡々とリアルに月面着陸までの経緯を描く美しい映画だった。観終わってから気になって調べると主人公で船長のニール・アームストロングさんが月に降り立った時、彼は今年の僕と同い年だった。
そしていつの間にか、nujabesさんが亡くなった年にも、追いついてしまった。
一つ一つの作品を最後と思い、後悔のないよう丁寧に作らなければならない。

月と言えば一昨日、旧暦の年が明けた。
どうやら、その日から佳境に入っていると思われる。
より奥深いフェーズに移行したのだろう。
今日はその旧暦の元旦、一月二十五日に録音した「青い窓」にもう一度トライした。
その日は弾けていない曲でも、次の日には弾けたりするのが、連続した日々のレコーディングの面白いところ。

今日は雪予報が出た程に冷え込んだ。
前半の明るい曲たちの時は晴れが続き、後半の内省的な曲では雨や雪の空模様。
より深く、青く、時間が冬と共にスティルライフを迎えている。

photo TKC

 
suzuki takahisa